京丹後市にＵターンして5年。戻ると始めから決めていた訳ではありませんでしたが、今では地元での生活が心身にフィットしていると感じます。
地元に帰ってから、やってみたかったサーフィンを始めました。休日はもちろん、仕事前や仕事後も海に入ります。もともと体を動かすことと海が好きだった私は、周りの人に突っ込まれる程のめり込みました。そして、サーフィンそのものの楽しさ以外にも、皆に知ってほしい魅力がたくさんあるのです。
まず、自然が見せる様々な表情です。荒れた海が落ち着くタイミングを待って海に入る冬の波は迫力があります。暖かさを待ちわびた春には、日差しが透明な海水を通り抜けます。暑い日、体を海で冷ます夏。サンセットタイムは格別です。台風とともにやってくる秋の波。少し肌寒い空気の中で深呼吸、、。そんなふうに、些細な季節の変化が五感に心地良く感じられます。それは、子どもの頃の感覚にも近いような気がします。
そして次に、人との出会いです。好きなことや大切なことを生活のルーティーンにして、海が近くにある暮らしや人間関係をそれぞれ楽しんでいる人たちがたくさんいます。そんな人たちを見て、私もそうありたいと将来のことを楽しみに思えるようになりました。
田舎は「何もない」と言われることがよくありますが、色々な魅力を改めて知ると「他に何もいらない」と感じられるようになりました。これからも、そんな京丹後での暮らしを味わって過ごしたいと思います。
